函館駅前イルミネーション冬のいさり火







イルミネーションデザインは「アースワーク」である。つまり、この場を訪れなければ体験することのできない「ここにしか無い演出」でなければならない。 私たちは、今計画のデザインモチーフを、「函館にしかない」ものに徹底的にこだわり、次にあげる4つに絞り込んだ。
・多くの恵みを函館にもたらす「豊かな海」
・国内有数の夜景の名所である「函館山」
・その夜景に華をそえる「いさり火」
・地域材である「道南杉」
函館にちなんだこれら4つのデザインモチーフから、2016年3月に新幹線が到来したJR函館駅と、駅前商店街(通称:大門商店街)をつなぐ全長80メートル、最高高さ6.3メートルの壮大な「光のパサージュ」を函館駅前空間に作り上げる計画である。
道南杉によって構成される美しい3次曲面を形成する構造体フレームは、夜間だけではなく昼間にも雄大なランドスケープとして、木の温もりと共に人々を出迎える。
人々の動きに反応して光を変化させるインタラクティブな演出と共に、冬季間函館に訪れる人々を、心地よい感動をもって歓迎できる演出を目指している。
所在地 | : | 北海道函館市 |
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代表法人 | : | 髙田傑建築都市研究室 |
構成員 | : | 株式会社平野建業 都市電気株式会社 有限会社文字堂 |
構造設計 | : | 笹谷真通(ARUP Japan) 後藤一真(ARUP London) |
構造木材 | : | 株式会社ハルキ |