農楽蔵 看板デザイン

はこだて色彩まちづくり基金（からトラスト）の最後の助成を受け、街並の修景を「看板」という手法で試みる計画。先行して行った「看板デザインを考えるワークショップ」を経て、公募を募り抽選にて選ばれた５件を「鉄板にステンドグラスを象嵌する」という共通ルールのもと制作した。

私が担当した「農楽蔵」は、若いご夫婦が西部地区で経営するワイナリーである。

グラフィックデザインは、デザイナーである施主のお姉さんが作成されたもので、それを鉄板とステンドグラスで忠実に再現する、というのが私の仕事であった。

看板という、街づくりの視点からはものすごくミニマムな手法であるが、今回事例が、歴史的街並を考える上で「文化的醸造」の契機になれればと願っている。