吉田眼科病院





永きにわたり、函館の地域医療の拠点として貢献してきた吉田眼科病院の増改築工事である。
これまでの複数回の増築により、複雑に絡み合った動線計画の再構築と、手狭になった診療スペースの増床が主な目的である。
現在の表通りに面した正面玄関に対し、増築予定地はこれまで駐車場の一部として使用され、閑静な住宅地側に面したいわば裏側の様相が大きい場所であったが、ここでは「病院の新たな顔」として「裏を表に」変えることを試みている。
住宅地に面する西側ファサードには、道南杉で構成された西日よけの縦ルーバーと函館固有の縦長の窓を、連続する緩やかな局面で構成された外壁面に沿う形でしつらえ、柔らかさと親しみやすさを持つ新たな顔を作り上げることを心がけた。
病院はもはや、病になってから訪れる場所ではない。地域の人々が気軽に立ち寄り、日々の不安をいつでも相談することができる「公園のような病院」として、さらなる地域への貢献を可能とする施設計画こそが、施主の大きな希望であった。
所在地 | : | 北海道函館市 |
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設計監理 | : | 髙田傑建築都市研究室 |
構造設計 | : | 株式会社エーアンドエス金山建築設計 |
施工 | : | 株式会社今井工務店 |
敷地面積 | : | 2500.00㎡ |
建築面積 | : | 1275.78㎡(増築部分:286.61㎡) |
延床面積 | : | 2978.41㎡(増築部分:264.81㎡) |
構造規模 | : | 鉄筋コンクリート造4階建(増築部分:鉄骨造1階建) |
竣工 | : | 2017.3 |
(Link : 吉田眼科病院) |